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8月1日 アドバンスを取ったなら♪

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8月1日

最低水温  湾内 19.1℃
      外海 19.0℃
        
気温     32℃
透明度   湾内  5~15m
      外海   5~10m


ダイビングという最高の趣味を始めるためには
まずオープンウォーターダイバーライセンスというものを
取得しなければならない。
詳しい事は割愛するが、当然趣味として続けていくには
オープンウォーターを取得すればそれでよし!とはいかない。

他の趣味でもそうだが、練習して習熟する必要がある。
それによって安全性が増し、より深くダイビングを楽しむことができる。

次のSTEPになるアドバンスドオープンウォーターダイバーは
遊び方と安全をもう一段回引き上げる講習となる。

アドバンスダイバーになると深度制限は30mとなる。
エアの管理やNDLの管理もより重要になってくる。
そんな責任とともに、この深度でしか出会えない生物とあえるようになったり、アドバンス以上で無いとご案内すらできないポイントもある。
シーランドでも沖の浮島根などは基本的にアドバンス以上でないとご案内していない。

そんなアドバンスなので続けて行けば必然的に皆さん取得に至る。

さて!
本日のゲストはもう月イチ常連のOさんご夫妻。
先月見事アドバンスダイバーになりました。
今回はアドバンス後の初ファンダイブとなりました♪

海況的に講習時に沖の浮島根へは行けなかったので
今日はどうしても連れて行ってあげたい!と思っておりました。
心配なのはうねり。
湾内を見る限りアジロや弁天あたりに当たっており、田子島もけっこう白んでいる。
うーん、非常に微妙だなあ。
だが、このお二人。
オープン講習以来ずーっとけんろーと潜っていて
水中の事は全て把握しているし、おふたりとは沢山お話しているので、こういう時はこうだよなどしっかりご理解頂いている。
そうなると必要なのは経験なんですよね。
どこまでいっても経験則のスポーツ。
色んな海況を潜ることで上手くなることもいっぱいお伝えしてる。
うん!行こう!

ってな訳で沖の浮島根デビュー決定!

再度確認することは確認し、いざ出港♪
湾を出るとそこそこのうねりが来ているものの、今の二人なら
問題無いと思い突撃~!笑

するとやはりうねりはそれなりにあるものの、
言って練習にはちょうどいい感じ。
多少の流れとうねりに翻弄されながらもしっかりとバディ、そしてけんろーとの距離感もイイ感じである。

そうなると飛び込んでくるのはこれまでにないキンギョハナダイの大群やイサキ、スズメダイの群れだ。
潮色は少し改善されたかな?っていう感じで概ね10m。
イサキは少し霞むぐらいの距離感でした。
どこへ行ってもキンギョが群れて、特に潮上はぐっちゃり。
ジオが織りなす地形も圧倒的な迫力でふたりの眼前にそびえたつ。

エキジット後ご主人のKさんが
『なんかダイビング!って感じでした!!』
いやいや、今までもダイビングなんですけどね!笑
でも。
そういうゲストさんたくさん居ます(*'▽')

そしてお次は弁天島です。
オープンウォーターの時も潜っているお二人。
でも、ご存知の通り弁天島は深場が真骨頂!ですよね(^^♪

ハクセンアカホシカクレエビは深い場所でしか見れない。
そうアドバンスダイバーになったからには深場でしか見れない生物もどんどん見てほしいですよ。
新しく出て来たスナイソギンチャクのハクセンは
今日は5個体確認💛やはりここはファミリーになるなー。
もう少し深場のイソギンチャクもどうなったか気にはなっていますが少しでも浅い所で見たいですからね♪
またそこは自分で確認するとして。
次はアヤトリカクレエビ。
これも深い所でないとみれませんね。
さらにホウセキキントキ。
この子も温かくなってくると弁天島の深場で確認できる子たち。
今日は赤っぽくない色合いになってました。
地味ですが季節ものでもありますね♪
さらに長距離移動して、オドリカクレエビまで。
これは深くはないですが、やはり見れる機会は限られるので。
ブイに戻り間際には大群のマアジとムツ。
なんか田子島みたいになってました!

事由に深い所までいけると本当にダイビングの幅が広がります。
これからはバンバン外海に行って経験を積んでいきましょうね(^^♪
ありがとうございました!
次回も楽しみましょう。


7月31日 注意してても老。

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7月31日

最低水温  湾内 17.7℃
      外海 18.1℃
        
気温     32℃
透明度   湾内  5~15m
      外海   5~10m

7月も最終日ですね~♪
早かったような、長かったような7月が終わります。

昨晩の事なのですが、ショップさんのアドバンス講習でナイトダイビングのボート番についたとき。
ダイビング終了後に船着き場に戻り、いつも通り船から降りたのです・・・

近頃のけんろーは時間が取れる時はウォーキング、そして家では簡単な筋トレなどで少しでも身体を動かして体力づくりをしています。
やはり年齢による衰えは誰しも訪れることなので、日ごろから少しでも鍛えておくのは良い事だ!と思いまして(*'▽')
それにバランス感覚なども衰えてくると転んだり躓いたりと危険もたくさんあるので、かなり気を付けて過ごしています。
もう若くないんだから!と認めたくはなくとも自分に言い聞かせて。

それがですよ!?
船から降りるときにポン!と飛んだわけでもなく、かなり慎重に
そーっと降りたんですよ。
にも関わらず!!!
何故か右足に痛みを感じたのです!
ぎゃああああああ!という痛みでなく。
軽く『いたっ!』ぐらい。
でも、そのままずーっと地味に痛いんですよ。
ひねってもいないし、のばしてもいない。
なんぞこれ?

そう思いながら今日も普通に潜って、水中ではふとした時に
あ、ちょっと痛いな。って思うぐらいなのでさほど気にならず。

仕事終わりにスタッフで談笑しているときに、この話をしたら
太田さんが『それ老化だよ!』って。
いやいや、そんな!
って思ったら太田さんもなったって!笑
んでもって調べてみるとどうやら足底筋膜炎かアキレス腱付着部症
とかが出て来た。
場所もほぼ一致しているのでアキレス腱のほうかな・・・
ええ、どちらも加齢によっても引き起こされるそう。

ははは!どんなに気を付けてもダメなんかーーーーい!笑

はい!けんろーです!
まだね、やっと明日から8月なんでね。
これからが本番なのでしっかり身体をメンテナンスしつつ
走り切りますね(^^♪

本日のシーランドは太田、みよこ、山口、けんろーで4チーム。
ちょっと細かいチーム分けになりましたが、皆さんそれぞれ楽しんで潜って貰えました(∩´∀`)∩
常連さんやリピーターさんのみって日も最近では珍しいですね。

さあ、そんな中けんろーは昨日からの続きでAさんのアドバンス講習でディープとドリフトでした。

ずいぶんと上達したAさん。
ディープへの潜降もしっかりと深度ごとに浮力を取ってスムーズに下っていきます。
講習中なんかはけっこう足を使ってスピード調整する人が多いなか
BCと肺の浮力をうまく使いボトムまで降りて来れました。
フリー潜行もシグナルフロートもキレイに上げることができて素晴らしい♪
そんなAさんを祝うように水底の透明度はイイ感じで、クリアとは言えませんが砂地がけっこうキレイに見えたりとご褒美でしょうか♪
生物もハクセンアカホシカクレエビやアヤトリカクレエビ、アカオビハナダイやセナキルリスズメダイなどのカワイイ子。
ホウセキキントキは今年も弁天島で出始めました。
なんとなく、いつもの楽しい弁天島が始まりそうな雰囲気ですね~(^^♪

Aさんあらためてアドバンスドオープンウォーターダイバー認定おめでとうございます!
これからもご主人と一緒にたくさん潜っていきましょうね(*'▽')

ご来店の皆様もありがとうございました!
またお待ちしております。


7月30日 流線形♪

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7月30日

最低水温  湾内 19.4℃
      外海 20.0℃
        
気温     31℃
透明度   湾内  5~10m
      外海   5~7m

流線形という言葉を聞くと・・・
って言うか、あんまり流線形って言葉は日常で使うワードではないのだが!笑
とにかく聞くと思い出すのがブルーハーツの『電光石火』という曲。
アルバム『TRAIN-TRAIN』に収録されている曲だ。
この曲の歌詞のなかに『何かに躓いている人 何かを心配している人の 心の中のプラットホームに 流線形の輝くボディ・・・』というフレーズがある。
ここだけの歌詞を見たら何が何やらって感じる方もいらっしゃると思う。
事実、高校時代などは深く考えることもなく、ブルーハーツの曲の中でもこれかっけーな!ぐらいにしか思ってませんでしたが
いまこの歳になって聞いてみると。
やっぱりかっけーな!ぐらいしか思わない!笑
いや、だってそもそもブルーハーツの曲ってほとんどがそういうんじゃないんじゃん?
多分、ブルーハーツが好きなひとにはご理解頂けることかとおもいますけど(*'▽')
理屈じゃなくかっこいい。
本当の歌詞の中身は書いたヒロトにしかわからんしね。

ただ、あれから30年超の時間が経っているにも関わらず
この流線形っていうフレーズが頭に残るっていう事実も凄いと感じる初老です。

はい!けんろーです!
当時、音楽は歌詞ありきという思考だったのですが
それじゃあ英語のまったく出来ない自分は洋楽聞いても良い曲とは
思えない。
でも良いものは良いと感じるようになったのはしばらくしてからでしたね~。
音を楽しむで音楽。
考え方は人それぞれなので好きなものを好きなように楽しめば良いのでしょうね(∩´∀`)∩

まあなんで流線形がきちゃったのかはこの後の話!笑
今日は3チーム編成のシーランド。
山口チームは常連さん、リピーターさんで5名様。
よーこチームは初シーランドの4名様。
そしてけんろーはファンチームのTさんの奥様、Aさんのアドバンス講習を担当してきました。

今日は3本でボート、ナビゲーション、中世浮力をやってきました♪

海況は水面は穏やかでしたが、午後からすこしうねりが入りました。
言ってもそこまで揺れるわけではなく、田子島の浅場がゆらゆらする程度。
時間帯とポイントによっては少し見える所もありましたが、今日も相変わらずの透明度と水温でした。

Aさんはスキルも問題なくスムーズに進みます。
1本目の白崎では冷たい水温に開始8分で心が折れそうになったそうですが耐えてくれました!笑

そこで今日の名言。
アドバンスに限らず、オープン講習のなかでも出てきますが泳ぐときは『器材を身体に沿わせて流線形を意識する』
ナレッジレビューの答え合わせ流線形というのが出てきてお話してたのですが、
『水が冷たくてずっとこうしてましたよ!(腕を組むような仕草)自然と流線形になってました!!』
いやいやいや!すごいじゃないですか!
しっかりと流線形を作り出しています。
そういや水中でも見事な流線形でございました!笑
ありがとうございます!
ブログのネタ頂きました!

図らずも流線形で泳ぐことをマスターしたAさんは
中性浮力も上手にこなして最後は田子島で少し群れも見れました!
明日は浮島根でもっと見れると良いですよね(^^♪
残りも頑張りましょー!
流線形も忘れずに(*'ω'*)

ご来店の皆様、ありがとうございました!
またお待ちしております。


7月29日 なんだかんだ楽しい浮島根♪

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7月29日

最低水温  湾内 -℃
      外海 18.2℃
        
気温     32℃
透明度   湾内  -m
      外海   5~15m


気づけば7月も終わりに近づき
8月がやってきますね。
我々にとっては毎年あっという間に過ぎていく季節ですが
夏はまだまだこれから。
ダイビング業界的に言えば始まったばかりですからね。
10月までの長いトップシーズンを皆さんと楽しみながら過ごしていきたいです♪

はい!けんろーです!
台風が出来たりして、夏っぽさもありつつも水温が上がってこないとか、透明度も良くならないとか夏らしくない事も多々あります。
まあこれも自然ですからね。
数年前みたいに8月末でも16℃台とかじゃないだけマシ!笑
この週中はオープン講習予定でしたが、コロちゃんのせいで急遽スケジュールが変更になったので事務仕事が進みました!笑
これも仕方ないこと。
自然の中での出来事です。

ですが、そんな状況を悟ってか予約を入れてくれたお二人と
今日も元気に2ダイブ!!
ゲストは宣伝部長Kくんと初シーランドのHくんでした。

田子島&沖の浮島根で遊んできましたよー!
どちらも透明度は浅場ぼんやり、中層ぼんやり、深場クリア!
そしてやはり深場冷たいっ!笑
相変わらずです。
少しずつ南の方は透明度が上がってきているようなので期待はしているんですけどね。

さて田子島は今日も神の岩に出勤です。
もう何十回も見ているゲッコウスズメダイですが未だに毎回写真に収めています。
いつ居なくなってしまっても心残りの無いようっていうか
絶対心残りなんですが!笑
それでも確実に居なくなる時は来るでしょうから、成長をしっかりと見ていきたいんですよね~!
初めて見つけた時よりも大きくなってきましたね。
ちょっと前まであまり変わらないかな?って思っていましたが、
泳ぎ回っている姿を今日じっくり見てみたらやはり成長していますね(^^♪
最初はかなり隠れていたゲッコウちゃんも今ではかなり近づいてくれたり、変な逃げ方はしません。
多分けんろーを認識している!!と信じたい!笑

そしてウミウシは今日も変わらずコールマン2個体、オトヒメウミウシ、ボブサンウミウシ、クロスジリュウグウ、ムラサキウミコチョウ。
そして新たにクロスジウミウシも登場。
この調子で待つのはコンガスリですね~!
そろそろ見たいっ💛

2本目はいつぶりだろうか?の沖の浮島根。
平日最高!の貸し切りです♪
根頭につくといきなり30匹ほどのカンパチ群。
あっという間に濁りの彼方へ行ってしまいましたが💦
それにしても日に日に多くなっている印象なのはヘラヤガラ。
かるーく数えてみましたが、根頭周辺だけでも30匹ほど。
もはや群れ!笑

一気に深い所に落としていくと潮もキレイでキンギョハナダイも映えます。
イサキは遠目に見えますが、ちょっと遠くていけない距離。
どうしてもキレイなエリアから離れづらいのですが、身体も冷えるし少しずつ温かニゴニゴゾーンへ行ってウスイロウミウシやニシキウミウシ、キャラメルウミウシの産卵などを見て深度を浅くしていくと、お湯?ってぐらいの暖かい根頭!笑
最後はフロートで安全停止してエキジット間際にはイッセンタカサゴの群れに当たりました!
もう少し群れが見たい気分だったので嬉しかったですね。
久しぶりの浮島根はなんだかんだで楽しい。

冷えた身体も船に上がればすぐに体温が戻ってくるのが有難いですね!
晴れ上がった空には大きな入道雲、遠くには黒富士を眺め
帰港しました!

K部長はまた筋肉が増加したようで
新規ウェットスーツをオーダーしてもらいました!
予定外の採寸!笑
いつもありがとうございます。

お二人とも平日のんびり貸し切りの海いかがでしたか?
またお待ちしております♪
ありがとうございました。


7月24日 黒潮に舞う。

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7月24日

1本目 神津島沖 西北西 30マイル 海面温度 27.7℃

2本目 神津島沖 西北西 28マイル 海面温度 28.3℃


早朝。
初老けんろー。
至極当然のようにスマホのアラーム時間よりも早く起きてしまう。

今日は今季1発目!
シーランドの個人ゲストさまのブルーウォーターダイビングツアー開催日!
否が応でも早く目が覚める。
もちろん準備もあるのだが、それ以上に今朝の海の状況が気になるからだ。

昨日の予報では夜中に南西が5m吹くと。
田子で5mなら沖はもっと吹いているというのは容易に想像できますよね。
その後、朝にかけて2m~3mの予報。
少しでも強く吹けば、弱まったとしても波が残る。
出港予定ではあったが、状況次第では中止もありえる状況。

そんな不安を感じながらお店に出てみると
思わず声が出る程にペタンコな海!
予報と経過を確認すると南西風予報は変わらずだが若干南東風が吹いたようだ。

良かった!
とにかく出港できる!!
続々と到着するゲストの皆さんを案内し、出港準備。

しかし、まだまだ不安は残る。
案の定、港を出ると波が残っている。
水面を見る限りずっと続いている暗っぽい潮色。

波が高くなったり、風が強くなれば駿河湾から出ることは難しく、
その場合はこの透明度ではブルーウォーターにはならないため、
海面生物や流れ藻を探す方向に切り替えることになる。
運よく出会えたり、見つけたりしても見えないのでは意味もない。
今回は本当に悩ましい状況であった。

とにかく南へ針路をとっていく。
朝日がとても美しく海岸線を染める。
雲見付近に近づくと少し波は収まっていくのだが、一向に不安は
消えない。
波勝崎をかわしても全く潮色は変わらない。
また途中波も風も大きくなる。
ずっとハラハラしている。
駿河湾で何かを探すコースになるのか、田子に戻ってファンダイビングになるのか、それとも行けるところまで行くのか等と
悪い方の選択肢も時間や距離で考えなくてはいけないのだ。

すると、駿河湾の淵まで来た所で風は穏やかになり
波もかなり落ち着いてきた。
こうなると行けるところまでは行くコースに決定だ。

そんなころ、大きなの潮目の中でオキゴンドウの群れに遭遇!
10~15頭いやもっといたのかもしれないが、かなり広範囲に散らばっておりあっちこっちで背中を見せてくれた!
少し良い兆しを感じる。
だが、まだ安心できない。
予報ではこれから3mの南西。
遮蔽物のない沖ではそれより少し強いだけでも大変になることもあるからだ。
しかし予報に反し、沖に行けば行くほど穏やかになる海。
風もそよそよと逆に涼しく心地よい。

湾から出れないのじゃないかと心配していたが、スタッフ一同胸をなでおろす。
しかし問題は潮色だ。
進めども一向に良くならず。
むしろ西伊豆近海のほうが明らかにキレイに感じるような潮もあった。
黒潮情報では本船航路までいけば良さげな感じであったが、行き交う外国の大型船を眺めながら進む我が航路には黒潮の気配が全く感じられず、逆の意味で『キレイな海』
それは流れ藻や流木などが一切ない。
ブルーウォーターがダメなら生物。
せっかくのプレミアムなツアーなのでどちらかだけでも見せたいと思うのは当たり前。
ネズミ色にも見える延々と続く海にやはり不安を覚えつつ、潮目を越えていく。

すると!!!
少し潮色が変わったところで船上の手伝いで来てくれた、いつもボートを手伝ってくれている正人さんが
『お!なんか跳ねたな!』と。
間違いなく跳ねているのが見える!
イルカ?にしては形が変だな?
そうそれは結果的にはおそらくモブラ!
ヒメイトマキエイかと思われる。
何故思われる。なのかと言うとそこへ向かう途中で
10枚ほどのモブラの群れを発見したからだ!!!

一気に船上のテンションがあがり、歓声もあがる!
船のすぐ側でクルクルと舞うモブラたち。
スノーケルの準備をし、順に海にエントリーするゲストさんたち。
しかし、潮の流れが速くモブラたちは余裕で泳いでいくも
人間にはそんなスピードは出ない。
一度船に上がり、仕切り直すことになったがその頃には船から離れてしまった。
非常に残念ではあったが、素晴らしい出会いに皆笑顔がこぼれる。

少し潮色が変わったので期待しつつ更に南下。
気づけば式根島を超え神津島に近いラインぐらいまで来ている。
これはかなり長い航海。
もしかしたら神津島を超えないと潮が無いのかと思われた。

しかし、データではもう本流付近まで来ているのだ。
流石におかしくないか?と思っていたのだが、一つの潮目を超えて
一変!
一気に水温が27℃台に。
潮も青くなり、ブルーウォーターに!!
ここで1本。
2本目は少し移動してさらに水温が上がった28℃台のポイントで。
本流が28℃なので限りなく近いところに来ていたと思います。


出港すら危ぶまれた今回のツアーですが
フタを開けてみればしっかりと黒潮海域でのダイビング。
モブラ、オキゴンドウ、カマイルカ、ハンマー、なんかわからないサメと海面生物の観察と極上のツアーになったと思います。

これもひとえに皆様の日頃の行いのおかげだと思います。
ご参加の皆様、長距離、長時間のお付き合いありがとうございました。