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3月15日(日)海ログ

天気:晴れときどき快晴 西風微風
海況:外海午後からオープン 湾内オープン
透視度:外海5~6m 湾内2~3m
水温:外海13度 湾内13度


今日は、弁天島と沖の浮島根に行きました。
昨日の、春の嵐から一転、とても穏やかな陽気となった今日ですが、海の方はまだまだ昨日の影響が残っていました。

弁天島は、ボートからエントリーしてみて、まず茶色い海がお出迎え。
ロープ伝いに潜降していっても一向に良くならず。
ゴロタ沿いに降りて行っても、行けども行けども緑色のドンヨリとした海が広がっていました。

今回のリクエストはハクセンアカホシカクレエビだったので、自分の経験と勘と、ダイコンの深度を頼りに目的のスナイソギンチャクまで行ってきました。
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ピョンピョン元気一杯のに動き回っていました。

深度を上げつつ帰ってくる途中で、ふと目についたアカオニナマコを覗いてみると、ナマコマルガザミがくっついていました。
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必死にナマコにへばりついている姿が可愛かったです。
でも、いまいち何処で見たか分からないので、次回探したとしても見つけられない可能性大です・・・。

他は、アカホシカクレエビ、オルトマンワラエビ、サラサウミウシ、アオウミウシ、ヒロウミウシ、ハナオトメウミウシ、ライトの光に逃げ惑うネンブツダイの群れなどが見れました。

透明度が悪くても、マクロ生物に集中すればあまり気にならないですね。


沖の浮島根は、まだ波が残っているものの波長が長かったので、あまりバタバタせずに行けました。
中は、ウネリ有り、流れ有り、透明度は5~6メートルくらいですが、湾内に比べれば遥かにマシでした。

生物は、まず目についたのがサクラミノウミウシ。
全部で5~6個体くらいいて、一足早いお花見をすることが出来ました。

ハナタツの岩には、ハナタツが3匹。
いつもの紅白、黄色と、最近加わった赤色。
ウネリに負けずに頑張っているな~と思って見ていたら、もう1匹発見してしまいました。
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赤色でもなく、黄色でもなく、クリーム色?
あまり綺麗な色ではないですが、これで全部でハナタツ4匹が同じ岩に居てくれてます。
いつまでもこのまま居てくれることを、切に願います。

ベニカエルアンコウも定位置に居てくれました。
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いつもはお尻を向けている子なんですが、今日はこちら側を向いていました。
つぶらな瞳が可愛いです。

あとは根の周りをグルッと1周しながら生物探しをしたら、小さなシラユキウミウシ、シロウミウシ、オルトマンワラエビ、メジナの群れのシルエット、2匹寄り添うトラウツボ、岩の隙間に溜まっているキンギョハナダイ、などがいました。

明日の海は、もう少し回復してくれることを願って・・・。


2009年、丑年。
春真っ盛り&ウミウシベストシーズン突入です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月8日(日)海ログ

天気:曇りときどき晴れ 東風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海10~15m 湾内6~8m
水温:外海13度 湾内13度


今日は、天気予報どおり曇り&東風で、穏やか~な1日となりました。
ときたま現れる太陽が、体を温めてくれて良い気持ちです。

今日は、沖の浮島根とアジロ崎で潜りました。

沖の浮島根は、久しぶりに青い海でした!
若干浮遊物があるものの15メートルくらい見えていて、中層を流すのも良いかな~って気分になります。
といいつつも、マクロ生物を探すんですけどね。

まずは、ベニカエルアンコウ。
いつもの白いベニカエルアンコウは、いつもの場所に、いつもの向きで居てくれました。
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奥のほうに居るので、写真を撮るのがチョット大変・・・。

その少し横には、ピンク色(?)のベニカエルアンコウもいました。
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模様や色から、以前見つけた子と同じ個体だと思うんですけど、ここしばらく見当たらないと思ったら帰ってきてくれました。
この子は、逆さまになっているのが落ち着くのか、以前も同じような体勢で壁に納まっていました。

そして、沖の浮島根の定番といっても良いくらいずっと居てくれている、ハナタツ。
今日は、紅白、赤、黄、の3匹がいました。
しかも、全て同じ岩に。

そしてこの岩には、これまたず~っと居てくれているハナオトメウミウシがいます。
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いつ見ても同じ場所で同じ体勢でいて、全く動いている気配を感じさせないこの子は、いったい何時食事をしているんだろう?と心配になってしまいます。

他は、ヒブサミノウミウシ、アオウミウシ、コモンウミウシ、フラベリーナ・ベルルコサ、ヒロウミウシ、シロイバラウミウシ、アカエラミノウミウシ、メジナの群れ、ホンソメワケベラ3~4匹にクリーニングされていたミギマキ(どんだけ体が汚れているんだろう・・・)、コブダイ、マダイ、キンギョハナダイの群れ、サクラダイの群れ、ドゴットメバルの群れ、ネンブツダイの群れ、などが見れました。


アジロ崎は、水面はそこそこキレイで、2~5メートルくらいがかなり濁っていて、その下は悪くは無い感じです。

ガイドロープにはミルがたくさん付いていて、ヒラミルミドリガイが何匹もいました。
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海藻と同じ色で上手に擬態しているので、見つけようと思わないと見えてこないですけど、一度目が慣れればたくさん見つけられると思います。

タツノイトコもいっぱいいました。
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こちらも、海藻に絡まって上手に擬態しています。
水温が低いからか、近づいても動こうとしないので、こんなに至近距離でも写真を撮ることが出来ました。

砂地では、トビエイの子供が飛んでいたり、大きなヒラメや、スナイソギンチャクの根元にマルガザミがいました。

他は、ヒメマダラウミウシ、クロモウミウシ、トヤマモウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、コノハミドリガイ、アオボシミドリガイ、セトミドリガイ、小さすぎてよく分からないミノウミウシの仲間、ソラスズメダイ、スズメダイの群れ、クロホシイシモチの群れ、などがいました。


2009年、丑年。
春がすぐそこまでやってきた&ウミウシベストシーズンです。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月7日(土)海ログ

天気:晴れ 西風
海況:外海クローズ 湾内オープン
透視度:外海-m 湾内3~6m
水温:外海-度 湾内13度


今日は、白崎と瀬浜で潜りました。

白崎は、最近コレばっかりですが、コミドリリュウグウウミウシをメインにウミウシダイブをしてきました。
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水底の泥を巻き上げないように、慎重に着底して写真を撮るわけですけど、この泥が曲者でして。
本当にフカフカで、カメラの操作をするために手を持ち上げるだけで、モワッと巻き上がっちゃうんです。
そんな泥に苦戦しながらも、写真を撮る価値があるコミドリリュウグウ。
今日は、全部で5個体発見しました。

コミドリの近場には、ミツイラメリウミウシがたくさん、コトヒメウミウシ、小さなウデフリツノザヤウミウシ、などもいました。
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浅場に帰ってきて窒素抜きがてらウミウシ探しをすると、アオ、シロ、サラサ、アオボシミドリガイ、セトミドリガイ、アズキ、ミヤコ、ヒロ、スイートジェリー、サガミリュウグウ、クロミドリなどがいました。

別チームからは、ツルガチゴミノ、サガミコネコ、マドレラフェルギノーサ、大きなトビエイ、がいたとの情報がありました。


瀬浜は、透明度的には白崎とあまり変わらない感じですが、日の光が入ってくるだけあって水中が明るかったです。

ここでも、探すものはウミウシ。
最近のログを見返しても、ウミウシばっかり探していますね。
良いんでしょうか?
良いんです!
だって、丑年だし、ウミウシシーズンだし、春濁りだし、ウミウシ大好きだし。

と、開き直ったところで、見つけたウミウシは、まずアオミノウミウシ科の1種1。
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まだ和名が付いてないくらいだから珍しいウミウシだと思うんですけど、ほとんど砂と同化していて地味な色合いでした。

そして春の瀬浜といったらコレ、カラスキセワタ。
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1~2センチくらいの小さな個体で、コロコロと丸っこくて可愛いです。
他のキセワタ系も探したんですけど、見つけられませんでした。

他は、クロヘリアメフラシが大量に、セトミドリガイ、アオボシミドリガイ、アズキウミウシ、ヒロウミウシ、コノハミドリガイ、ケイソン周りにコスジイシモチの群れ、ガンガゼの奥にノコギリヨウジ、砂地にダイナンウミヘビ、マメダワラの森にはアミメハギやヒメイカなどがいました。


2009年、丑年。
海の中は春真っ盛り&ウミウシのベストシーズンです。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月6日(金)海ログ

天気:激しく雨 東~北風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海8~10m 湾内3~6m
水温:外海13度 湾内13度


朝から雨がシトシト降っていて、肌寒い一日でした。
ショップの方たちが潜っている間、船の上で待っているのが辛くて辛くて・・・。

そんな中、船番の合間に弁天島と白崎で潜りました。

湾内は、春濁りまっさかり?
弁天島は潜ってみてビックリ、そこには夜の海が広がっていました。
というくらい暗かったです。

ムラサキハナギンチャクも、こんなに伸びきっていました。
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それでも、透明度は5~6メートルくらいは見えていました。

クロホシイシモチとネンブツダイの群れは、これでもかっっていうくらい群れています。
岩の隙間には、ツマグロハタンポもたくさん詰まっていました。
と、とりあえずワイドに目を向けておいて、ここからが本番。

マクロ生物探しです。
まず目に付いたのが、アオボシミドリガイ。
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緑色のボディーに色鮮やかな青い斑点が綺麗なウミウシです。
藻の中に埋もれていて見つけづらいんですけど、一度目に入ってしまえば後から後から見つかります。
今日だけで20~30匹くらいは見た気がします。

ミズヒキガニも、数箇所で目撃。
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なかには、ガヤではなく海藻を持って威嚇しているミズヒキガニもいました。
全然武器になってないですけど・・・。

他は、ゼブラガニ、アカホシカクレエビ、コケギンポ、ダイナンウミヘビ、ミノカサゴ、ヒラタエイ、サラサウミウシ、コモンウミウシ、ヒロウミウシ、など。


白崎は、弁天島以上にナイトダイビングで、深場へ行けば行くほど暗くなっていきました。
もしかして夜光虫が光らないかな~、ライトを消して手をパタパタと試してみたんですけど、さすがに見えませんでした。

透明度は良くないものの、さすが白崎、ウミウシがたくさんいました。
まずは、ピカチューことウデフリツノザヤウミウシ。
2センチくらいの大きさで、ぷりぷりしていて可愛かったです。
一時期、そこらじゅうにいたピカチューですけど、今回は2匹しか見つけられませんでした。
どこへ行っちゃったんでしょうね?

アオボシミドリガイはここでも大発生。
浅場ではアズキウミウシが大漁でした。
アオ、サラサ、コモン、ヒロ、シロ、などの定番はもちろん抑えつつ、極小のコトヒメや、本州では珍しいトウアカミドリガイなどもいました。

可愛かったのが、イガグリウミウシ。
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これといって珍しいウミウシではないですけど大きさが1センチ弱で、ここまで小さな個体は初めて見ました。

逆に大きかったのが、サガミリュウグウウミウシ。
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親指より太くて、中指より長い、立派なサイズのサガミリュウグウは、色がサイケデリックですね。

他は、オルトマンワラエビ、オトヒメエビ、アカホシカクレエビ、大きなアカエイ、どこまでも着いてくるミノカサゴ、このまま越冬しそうなクマノミなどがいました。


ショップ情報ですが、外海は透明度そこそこ。
タカベやマダイなど意外と魚影が濃い目。
沖の浮島根の、ベニカエルアンコウと紅白ハナタツは健在です。


2009年、丑年。
そろそろ春の到来?&只今ウミウシフィーバー中です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月2日(月)海ログ

天気:この上ないくらい晴れ 東~西~東風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海-m 湾内5~6m
水温:外海-度 湾内13度

天気予報、大外れ。
西風ビュービュー予報だったんですけど、朝起きてみたら殆ど風が吹いてなく、しかも東よりのそよ風。
お昼くらいに西風が若干吹いたみたいですけど、すぐにまた東風になり一日中穏やかな海が続きました。
天気予報も、良い方に外れてくれる分には許せますね。

てことで、外海も問題無く潜れるんですけど、昨日ガッツリと外海を楽しんできたので、今日は湾内でのんびりダイブを選択。
弁天島と白崎の2本です。

弁天島は、本日のゲストが50本記念なので、50匹の魚を探そうということになったんですけど、ネンブツダイ、クロホシイシモチの何千という群れがいて、あっさり達成。
もの凄い数の群れに圧倒されながら、もう少し透明度が良かったらな~と思わずにはいられませんでした。

他は、スイートジェリーミドリガイ、サラサウミウシ、シロハナガサウミウシ、何かと丁度良い大きさのウデフリツノザヤウミウシ、アカホシカクレエビ、ミズヒキガニ、大きなヒラメ、目の上に寄生虫が着いていたヨメヒメジなどが居ました。

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50本、おめでとうございます!
昨日今日と、良い天気&良い海況で(水温以外は)最高の記念ダイブが迎えられましたね~。


白崎は、最近のお気に入りコミドリリュウグウウミウシを狙いに行ってきました。
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この鮮やかなグリーンは、何回見ても飽きないです!
数ミリの小さい子から、2センチくらいの大きな子まで、4~5個体いました。

コミドリリュウグウと同じエリアに、これまた素敵な色合いのタンブヤ・ウェルコニス?(サガミリュウグウウミウシ?)を発見。
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1センチくらいの大きさのタンブヤ・ウェルコ(サガミリュウグウ?)は初めて見ました~。

他は、極小コトヒメウミウシ、模様が綺麗なフレリトゲアメフラシ、背景に溶け込んでいたセトミドリガイなどがいました。
この場所は、結構深いのと泥が沈殿しているので誰でも行ける場所ではないですけど、ウミウシ好きにはアツイ所です!!

浅場に帰ってきて窒素抜きしながら、アオ、シロ、ヒロ、アオボシミドリガイなどを撮りながら写真の練習をしました。
気が付けば、ウミウシしか見ていない1ダイブでした~。


2009年、丑年。
春到来&まだまだウミウシシーズンです。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。