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2月6日(金)海ログ

天気:快晴 まさかの北風
海況:外海潜水注意 湾内オープン
透視度:外海10~15m 湾内15~20m
水温:外海15度 湾内14度


今日は、沖の浮島根と弁天島の2本です。

沖の浮島根は、西風の影響で少し波があったもの、時間とともに治まってくる予報だったので波を乗り越え行ってきました。
入ってみると、若干白っぽくて流れも少々、群れも少々といった感じでした。

見れた群れは、スズメダイたくさん、キンギョハナダイ雄多め、タカベ少々、ニザダイそこそこ、ミギマキ目立ちすぎ、メジナいつも通り。
群れではないですけど、立派なイナダが2匹ほど根の周りをグルグル回遊していました。

マクロ系では、ベニカエルアンコウ、ハナタツ(紅白)、オルトマンワラエビ、ハナオトメウミウシ、サガミリュウグウウミウシ、ちびリュウモンイロウミウシ、オオウミシダトウマキクリムシなど。
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この紅白ハナタツは最初に発見したのが去年の10月頃で、途中居なくなったりした時もありますが、4ヶ月近くほぼ同じ場所にいてくれる素敵な子です。
色も紅白で目出度い感じなので、これからもずっと居続けて欲しいですね。

と、ホクホク顔で上がってくると、なんと予想外の北風が吹いていてビックリ。
行きよりも荒波の中、帰ってきました・・・。


2本目は、のんびりと潜ろうということで弁天島へ。
浅場は浮遊物も多く白っぽいものの、砂地まで降りてしまえばクリアな海が広がっていました。
外海よりキレイで、田子で今一番透明度が良いポイントかもしれませんね。

群れも多く、クロホシイシモチ、スズメダイ、ツマグロハタンポ、ネンブツダイがこれでもかというくらい居ます。
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特に深場のネンブツダイ幼魚の塊は、ソフトコーラルと一緒に写真を撮ると、本当に絵になりますね!

そして、もちろんワイドだけでなくマクロ生物も充実しています。
ウミウシは、ウデフリツノザヤ、シロ、ハナミドリガイ、そして帰ってきたカンナツノザヤウミウシ。

魚は、ニシキハゼ、ダイナンウミヘビ、マトウダイ、ミノカサゴ、特大マダイ、寒さに耐えるヒメユリハゼ、これまた帰ってきたウミテング。
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以前はペアでいたウミテングですが、今日は1匹しか見当たらず、相方はどこに行ってしまったんでしょうね。

他は、アカホシカクレエビ、アオリイカ、ゼブラガニのペアなど。
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このゼブラガニ、相当な大きさで、こんなのに両脇から棘を刈り取られてしまったイイジマフクロウニからしたら、いい迷惑でしょうね。

ワイドに、マクロに、充実している弁天島でした。


2月5日(木)海ログ

天気:快晴 ほぼ無風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海-m 湾内15~20m
水温:外海-度 湾内14度


今日は、白崎で潜りました。
相変わらず浮遊物があるものの、水の綺麗さはどんどんアップしていってます。

そんな中、探すものと言ったらやっぱり(?)ウミウシ。
今の時期は、ウミウシがたくさんいるから楽しくてしょうがないです。
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今日見れたウミウシを一気に挙げると、
アオ、シロ、サラサ、コモン、ヒロ、コイボ、イガグリ、シロハナガサ、オトメ、コトヒメ、ウデフリツノザヤ、シロウサギ、アズキ、チゴミドリガイ。
全部で14種類、延べ30匹以上は居たと思います。
まだまだ出てきそうな雰囲気たっぷりで、これだから冬のダイビングはやめられません。

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ウミウシ以外では、イソコンペイトウガニ、アカホシカクレエビ、オトヒメエビのペア、オルトマンワラエビ、マトウダイ、ミノカサゴ、コガネスズメダイ、クマノミ、特大ヒラメなどがいました。

そして、圧巻だったのがキビナゴの超大群!!
何千、何万という群れがすぐ目の前を通り過ぎては帰ってきて、ぐるぐる周りを囲まれてしまいました。
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しばらくみていると、そのキビナゴの群れを狙って大きなマダイやカンパチがやってきて追い回していて、迫力満点の攻防が繰り広げられていました。


2月3日(火)海ログ

天気:曇りのち晴れのち曇り 東~南の風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海15m 湾内15m
水温:外海14度 湾内14度


今日は、白崎で潜りました。
浮遊物が目立つものの、透明度は良く青い海が広がっていました。

そして今回の目的は、先日見つけた巨大なソフトコーラルのワイド写真を撮ること。
ワイドレンズを片手に目的の場所へ直行しました。
遠くからでも一目で分かるその存在感、迫力があります。
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ワイドレンズを付けて撮ってみたものの、比較対象となるものが無いので、やっぱりこの大きさがイマイチ伝わりませんね。
次回はダイバーを入れて撮ってみたいと思います。
身長170センチの自分と比較した結果、2メートル近くあることが判明したこのトゲトサカ、水深27メートルと深い場所にあるとはいえ、一度は見る価値ありです。

目的を達成した後は、ネタ探しと新ルート開拓。
一番目立っていたのは、ウデフリツノザヤウミウシ。
深場から、比較的浅い深度まで幅広いエリアに生息していて、この1ダイブで10匹以上見ることができました。
そんな中、ちょっと変わったピカチューを発見。
ファイル 214-2.jpg
なんと、ラッパウニの上で交接してました。
しかも、よ~く見るとピカチュー達の右のほうにはピカチューのタマゴが・・・。
ウミウシにはラッパウニの毒が効かないのか、ラッパウニがピカチューごとこの三角の板みたいなものを持ち上げてしまったのか、謎は深まるばかりです。

他は、シロイバラウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、コモンウミウシ、ニシキウミウシ、シロハナガサウミウシ、イガグリウミウシ、アラリウミウシと、ウミウシ三昧。

ウミウシ以外では、マトウダイ、マダイ、コブダイ、ミノカサゴ、オニカサゴ、サクラダイ、コロダイ幼魚、イトヒキベラ、アカホシカクレエビ、オトヒメエビなど。

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あと、寒さに震えながらも頑張って生きているクマノミもいました。
あれだけたくさんいたミツボシクロスズメダイが姿を消していってるなか、この低水温に耐えている姿を見て、心の底から応援してあげたくなりました。
これからも、彼の動向を見守っていきたいと思います。


2月1日(日)海ログ

天気:晴れ 西風強風のち微風
海況:外海午前クローズ午後オープン 湾内オープン
透視度:外海10~15m 湾内10~15m
水温:外海15度 湾内14度


今日は、弁天島~アジロ崎、白崎、沖の浮島根、の3本です。

弁天島~アジロ崎は、上の方は白っぽかったものの砂地に降りればキレイな海が広がっていました。
そして、最近の一押しがネンブツダイの幼魚の群れ!
クリアな海に透きとおった体のネンブツダイが何百匹と群れていて、とても見ごたえがあります。
そして、その群れをアオリイカやエソが狙っていて、運が良ければ捕食シーンが見れるかも。

他は、ツマグロハタンポの群れ、スズメダイの群れ、メバルの群れ。

深場にはマトウダイ、ウデフリツノザヤウミウシ、カンナツノザヤウミウシ、ミノカサゴ。

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アジロ方面の砂地には、こんな所にいたのか~という場所にムレハタタテダイが12匹、去年からズ~ッといる瀕死のメガネウオ、マアジの群れ、ダイナンウミヘビ、マダイなど。


白崎は、少し白っぽくて浮遊物も漂っていました。

ウデフリツノザヤウミウシが、大きな個体から1センチに満たない個体、さらには卵を生んでいる個体までたくさんいました。
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他は、見事に擬態しているイソコンペイトウガニ、寒さに震えていたクマノミ、ミノカサゴ、オトヒメエビのペア、イトヒキベラ、ボラの群れ、大きなイボクラゲ、エダサンゴエリアにはソラスズメダイの超大群など。


沖の浮島根は、浮遊物が多かったのもの水自体はキレイでした。

見れた生物は、まずベニカエルアンコウ。
ファイル 213-3.jpg ファイル 213-4.jpg
昨日苦労してやっと1匹だけ見つけたのに、今日はあっさりと3匹ゲット!

他は、紅白のハナタツ、イナバミノウミウシ、スイートジェリーミドリガイ、アオウミウシ、ハナオトメウミウシ、オルトマンワラエビ、ツノガニ、オキゴンベ、キンギョハナダイの群れ、タカベの群れ、ニザダイの群れ、ネンブツダイの群れ。

そして、ミギマキがやたらと目立っていました。
なんだかんだ言っても、やっぱり沖の浮島根が一番生物が多いですね!


2009年、ウシ年。
透明度抜群&ウミウシシーズンの到来です。
ダイバーの数も減ってきているので、の~んびり潜りましょう。


1月31日(土)海ログ

天気:小雨のち曇り
海況:外海オープン・ウネリ有り 湾内オープン
透視度:外海15m~ 湾内10~15m
水温:外海14度 湾内14度


今日は、弁天島、沖の浮島根、白崎の3本です。

朝のうちは、昨夜の前線通過によるウネリで波打ち際がざわついていたものの、時間とともに静まってきました。
そして、ここにきての水温アップはかなり嬉しいです。
今の時期は、1度違うだけで、体感的にまったく違いますからね~。


弁天島は予想以上にキレイで、深く行けばいくほど透明度UP!
青い海に、ネンブツダイの超大群がとてもキレイでした。

見れた生物は、アカホシカクレエビ、ハクセンアカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビ、オルトマンワラエビ、ヒメサンゴガニ、ウデフリツノザヤウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、ヒメギンポ、アオサハギなどのマクロ系から、ネンブツダイの群れ、スズメダイの群れ、メバルの群れ、ツマグロハタンポの群れ、マトウダイ、スジアラ、ミノカサゴなどのワイド系までたくさんいました。


沖の浮島根は、流れは全く無かったものの、ウネリが結構あって、写真を撮るのが大変そうでした。
それでも、キレイな海と魚の群れは相変わらずで、さすが田子ナンバーワンポイントです。

群れは、キンギョハナダイ、メジナ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ、ニザダイがそこらじゅうにたくさん。

マクロは、ベニカエルアンコウやハナタツ、ハナオトメウミウシ、ミアミラウミウシ、オルトマンワラエビ、オオウミシダトウマキクリムシなど。

他は、大きなアオブダイ、ちびっこコガネスズメダイ、ハナキンチャクフグなどもいました。


白崎は、エダサンゴエリアでマッタリとダイビング。
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ソラスズメダイとエダサンゴのコラボレーションは、まるで南国。
今が冬であることを忘れさせてくれるくらいキレイです。
そして、数匹ですけどトノサマダイがまだ頑張っています。

他は、ホシハゼたくさん、ごん太アオヤガラ数匹、ミノカサゴの集会、立派なアオリイカ、ちょっと深場にはマアジの群れとマトウダイがいました。


2009年、ウシ年。
透明度抜群&ウミウシシーズンの到来です。
ダイバーの数も減ってきているので、の~んびり潜りましょう。