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2月14日(土)海ログ

天気:曇りのち晴れ 前線の通過によるウネリが残っています
海況:外海クローズ 湾内は白崎・瀬浜・尊ノ島のみオープン
透視度:外海-m 湾内3~6m
水温:外海-度 湾内15度


今日は、白崎で潜りました。

水面付近は、茶色というか白っぽいというか、とにかくブイ潜降しなければ自分の位置を見失うくらいです。
ブイ下の水深10メートルくらいで、透明度3~4m。
深場(水深20メートル)で、やっと5~6メートルくらい見えているかな~といった感じです。

こんな時はマクロ生物探し!と思っても、ウネリのせいでウミウシたちも潜ってしまい、ほとんど見当たらず。
見れたウミウシは、ニシキ、アオ、シロ、サラサ、コモン、コイボ、ウデフリツノザヤくらいでした。

他に何かネタは無いかと探していると、何やら違和感のあるスズメダイを発見。
ファイル 221-1.jpg
目の上に「V」のアクセサリーを付けていました。

よ~く見てみると、
ファイル 221-2.jpg
寄生虫です。
ここまで大きいと、ホンソメワケベラも取ってくれないだろうから、このまま一生寄生されたままなんでしょうか?

探せど、探せど、ウミウシは見つからないので、諦めて浅場を帰ってきているとボンヤリと巨大な影が近づいてきたので目を凝らして見てみると、60センチはあるマダイが2匹ほどいました!
濁りの向こう側からヌ~ンとやってきた巨大マダイ。
透明度の良くない海でこのサイズの魚を見るのは、ある意味ホラーに近いものがありますね。

他は、ネンブツダイの群れ、ミノカサゴ、オルトマンワラエビ、オトヒメエビ、クマノミ、マトウダイなど。


2009年、ウシ年。
透明度抜群&ウミウシシーズンの到来です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


2月13日(金)海ログ

天気:曇り 今のところ(14時)穏やかです
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海-m 湾内10~15m
水温:外海-度 湾内15度


今日は、白崎と瀬浜で潜りました。

白崎は、久しぶりに手前側のブイから入ってみました。
最初は色々探してみようと、あっちゃこっちゃ移動しまくりだったんですけど、やっぱり目に付くのはウミウシばっかり。
どうも、この時期はウミウシEYEになっちゃうみたいです。

アオ、シロ、ヒブサミノ、アズキ、ツマグロモ、シロハナガサ、クロヘリアメフラシ、とそこそこ順調なスタートを切って砂地を進んでいくと、海藻の中に一際濃い緑色のウミウシを発見!
ファイル 220-1.jpg
色鮮やかなコミドリリュウグウウミウシです。
綺麗な黄緑色に惹かれて、生物探し中断。
窒素と残圧と相談しながら、写真を撮りまくりました。

と、夢中で写真を撮っていると、何処からともなくもう1匹やってきました~。
ファイル 220-2.jpg
しかも、ご丁寧に同じフクロノリの上に乗ってきてくれました。
交接でも始めないかな~としばらく観察していたんですけど、そのまま離れていってしまいました。

コミドリリュウグウに時間を使いすぎてしまったので、浅場に移動して窒素を抜きながらウミウシ探し。
ヒロ、サラサ、セトミドリガイ、コノハミドリガイなどを見つけて、そろそろ上がろうかと思った時に、コナユキツバメガイを発見。
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沖縄では何回か遭遇しましたが、伊豆では初めて。
こいつが良く動くやつで、なかなか良い写真を撮らせてくれませんでした。

今度こそ本当に上がろうと思ったら、またまた初見のウミウシを発見。
ファイル 220-4.jpg
図鑑と照らし合わせた結果、フジタウミウシ属の1種(Polycera SP.2)かな~と思います。
この子も、良く動いてくれていました。

ウミウシ以外では、マアジの群れ、マダイ、まとう大、ダテハゼにハナハゼ、オニハゼ、ホシハゼ、ミノカサゴ、セレベスゴチ、オオモンハタ幼魚、アカエイ、ソラスズメダイの群れなどもいました。
けど、チラ見程度で・・・。


瀬浜は、先日潜ってからチョット気に入っちゃいました。
少し白っぽくなっていたものの、相変わらず青々としています。

今日はキビナゴの群れがやってきていて、瀬浜にしては賑やかでした。
とは言うものの、目的はキセワタ系のウミウシなので、キビナゴの群れには目もくれず下ばっかり見ていました。
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今回見つけたウミウシは、カラスキセワタ、ヒメクロモウミウシ、アオボシミドリガイ、そしてケイウミノウミウシ。
数は多くないけど、他では見れないウミウシがいるから瀬浜は楽しいです!


2009年、ウシ年。
透明度抜群&ウミウシシーズンの到来です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


2月11日(水・祝)海ログ

天気:良い天気 午後から西風
海況:外海午前オープン、午後潜水注意 湾内オープン
透視度:外海10~15m 湾内10~15m
水温:外海15度 湾内15度

今日は、コチョウアラシと瀬浜で潜りました。
どちらのポイントも久し振りで、コチョウアラシは年始に潜って以来、瀬浜にいたっては去年の秋ぶりでした。

コチョウアラシは、少しウネリがあるものの透明度抜群です。
と、出だしは良かったんですけど、1センチくらいのキカモヨウウミウシを見つけたので写真を撮ろうと思ったら、なんとカメラが水没していました。
慌てず騒がず、なるべくカメラに水滴がつかないように船に上げてハウジングから出してみたら、なんとか無事に動いてくれました。
気を取り直して、再び潜降したんですが一度切れた集中力は中々取り戻せないもので、自分的にイマイチなダイビングになってしまいました。

ファイル 219-1.jpg
見れた生物は、オトメウミウシ、キカモヨウウミウシ、ヒロウミウシ、アオウミウシ、クロヘリアメフラシ、マツカサウオ、ヒメギンポ、ウバウオのメス、オトヒメエビのペアなどです。


瀬浜は、外海に行くときにいつも船で通っていて、水がきれいなのは知っていたんですけど、実際に潜ってみたらやっぱりキレイでした。
ファイル 219-2.jpg
青い海・白い砂・降り注ぐ太陽、これはまさにリゾートです!
・・・水温を抜かせば。

魚は少なく、ガンガゼの中に潜んでいるコスジイシモチや、ビール瓶から顔を覗かせていたニジギンポ、砂地にダテハゼとサビハゼがいたくらいです。

それよりも、田子の他のポイントではあまり見かけない、ヨコジマキセワタとカラスキセワタが居たことにテンションあげあげ。
ちょっとマニアックだけど、これからの時期はキセワタ系のウミウシが出てきてくれるので、瀬浜も捨てがたいです。
他は、ツマグロモウミウシとミヤコウミウシがいました。


2009年、ウシ年。
透明度抜群&ウミウシシーズンの到来です。
ダイバーの数も減ってきているので、の~んびり潜りましょう。


2月8日(日)海ログ

天気:快晴 西風そこそこ
海況:外海クローズ 湾内オープン
透視度:外海-m 湾内10~15m
水温:外海-度 湾内14度


今日は、弁天島~アジロ崎と白崎で潜りました。

弁天島~アジロ崎は、ここ最近は田子で一番透明度の良いポイントで、砂地で10~15メートル、深場へ行けば20メートルくらい見えています。
ワイドも楽しみつつ、ウミウシも探しつつ、砂地の生物も探しつつ、良いとこ取りを狙ってみました。

ワイドでは、まずネンブツダイの群れ!
何百、何千と群れていて、近くには大きなソフトコーラルがたくさんあるので、写真を撮るには絶好の場所です。
ファイル 218-1.jpg
数は減ったけどまだ頑張っているムレハタタテダイもいました。

ウミウシは、アオ、シロ、サラサ、小さなフジイロ、これまた小さなニシキがいました。
個人的にヒットは、ちびニシキウミウシ。
大きさ1センチくらいで、今までで見たニシキの中でも最小です。

砂地では、瀕死のメガネウオ。
ファイル 218-2.jpg
なんだかんだで、去年からずっと居るしぶとい奴です。
砂に隠れていないから、見つけやすくて良いんですけどね!

こちらはシッカリと砂に潜って隠れていたシビレエイ。
ファイル 218-3.jpg
最初に見つけた時は、砂地に小さな穴が2個だけ開いていました。

他は、トゲカナガシラ、コウベダルマガレイ、ダイナンウミヘビ、モンガラドオシ、マトウダイ、アカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビなどが見れました。


白崎は、やっぱり浮遊物が多いです。
でも、下のほうに行けば良い所で15メートルくらいは見えています。
今年に入ってから白崎でニタリの目撃例をチラホラと聞くので、今日は中層を気にしてみようと思っていたんですけど、やっぱり水底や壁ばかり見てしまいました・・・。

まず、メイン(?)のウミウシは、アオ、シロ、サラサ、コモン、コトヒメ、シロハナガサ、ヒロ、アズキ、ウデフリツノザヤ、ハナミドリガイ。
ファイル 218-4.jpg
とくに、ミドリガイ系のウミウシが増えてきていて、海の中も春の到来を感じ始めてきました。

他は、ホンソメワケベラにクリーニングされて気持ちよさそうに大きな口を開けていたブダイ、マアジの群れ、大きなマダイ、アオリイカの群れ、オトヒメエビのペア、ネンブツダイの群れ、イトヒキベラ、サクラダイ、ミノカサゴ、コロダイ幼魚、婚姻色のヒメギンポ、そしてクマノミ。
ファイル 218-5.jpg
水温が低いからほとんど動かず、写真は凄く撮りやすかったです。


2月7日(土)海ログ

天気:晴れ 東風そよそよ
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海10~12m 湾内10~15m
水温:外海15度 湾内14度


今日は、沖の浮島根と白崎の2本です。

沖の浮島根は、やっぱり白っぽくて流れも少々、群れも少々と、ワイドがいまいちパッとしません。

そんな時は、マクロ生物を探すに限ります。
まあ、透明度が良くて群れも凄くてもマクロ生物を探しますけども。

今回のリクエストは、紅白ハナタツということで、いつも居る場所に直行して捜索するも見つからず。
結構深場に居るので、残圧と窒素と戦いながら必死に探したんですけど、結局見つけることができませんでした。
仕方ないので、場所を移動して黄色ハナタツを見てもらい、今日のところはこれで勘弁してもらいました。

紅白ハナタツを探していた副産物として、ヒブサミノウミウシ、ハナオトメウミウシ、センテンイロウミウシがいました。

他は、岩にスッポリはまっているベニカエルアンコウ(PHOTO BY MURAI)、
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ウミカラマツの間から顔を覗かせているベニカエルアンコウ(PHOTO BY K.MAEDA)、
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サイケデリックな色合いのミアミラウミウシ(PHOTO BY SATO)、
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ミナミギンポ、コモンウミウシ、サガミリュウグウウミウシ、オオウミシダトウマキクリムシ、オトメベラ、キンギョハナダイの群れ、ニザダイ、メジナ、タカベなどがいました。


白崎は、海藻が驚異的なスピードで成長してきていて、根頭なんかはフクロノリで覆われてしまっています。
浮遊物が多いものの水は綺麗で、下のほうは15メートルくらい見えていました。
ファイル 217-4.jpg

今回はピカチューのリクエスト。
これなら外さない!と余裕をこいて寄り道しまくて、ハナミドリガイ、イボイソバナガニ、アカホシカクレエビ、マアジの群れ、大きなマダイ、マトウダイ、クマノミなどを見ました。

本命のピカチューは、いつもより少なめの3匹でした。
それでも、珍しいはずのピカチューがこれだけコンスタントに見れるって、凄いことですね。

他は、アズキウミウシ、シロハナガサウミウシ、コモンウミウシ、ネンブツダイの群れ、ミノカサゴ、サクラダイなど。