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3月17日(火)海ログ

天気:快晴日焼け日和 西風強め
海況:外海午前潜水注意・午後クローズ 湾内オープン
透視度:外海3~4m 湾内2~3m
水温:外海13度 湾内13度


今日は、白崎で潜りました。
といっても、20分に満たないショートダイブ。
10日ぶりにコミドリリュウグウウミウシをチェックしに行ってきました。

コミドリが居る場所は大体分かっているので、脇目もふれずに直行。
海藻が邪魔をしていて探しづらかったですが、無事1センチくらいの個体を発見。
ファイル 236-1.jpg
やっぱりいつ見ても綺麗な緑色をしていますね~。

目的を達成した後、周りを少しだけ探索したら、小さなピカチュー、ミツイラメリ、シロ、コモン、セトミドリガイ、アズキ、シラユキ、キイボキヌハダ、などのウミウシがいました。
ファイル 236-2.jpg
短時間で、これだけのウミウシが見れれば充分でしょう。
と、満足してまたブイを目指して一直線に帰ってきました。


2009年、丑年。
春を通り越して初夏の陽気!?&ウミウシ今が旬です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月16日(月)海ログ

天気:この上ないくらい快晴 西風微風~強風
海況:外海午前オープン午後クローズ 湾内オープン
透視度:外海5~6m 湾内3~4m
水温:外海13度 湾内13度


今日は、沖の浮島根と白崎へ行きました。

沖の浮島根は、ビックリするくらいの回復!を期待していたんですが、見事に裏切られてしまい、昨日と全く変わらない状況でした。
それでも、ウネリと流れは無くなっていたので、かなり潜りやすかったです。

ゲストの方が、紅白ハナタツの写真をリベンジしたいということだったので、エントリーして「ハナタツ岩」へ直行。
昨日とはポジションが変わっていましたが、無事に紅白ハナタツをゲット。
ファイル 235-1.jpg
流れにも負けず、ウネリにも負けず、いつまでも頑張ってくれている、素敵な子です。
命名「浮島根のヌシ」

写真を撮ってもらっている間に、他のハナタツたちも一応チェックしました。
ファイル 235-2.jpg
紅白の次に長く居てくれている黄タツ。
今年の頭くらいに見つけたので、丸2か月は居てくれています。

ファイル 235-3.jpg
先週見つけた赤タツ。
よ~く見ると、白い模様が入っていますね。
「赤ゼブラ」と呼ぶことにしました。

ファイル 235-4.jpg
昨日見つけた、クリーム色タツ。
恥ずかしがり屋なのか、海藻の奥の方に隠れていました。

ファイル 235-5.jpg
そして、本日もう1匹赤いハナタツが現れました。
眼の下に白い線が入っているので、「赤ナミダ」と名付けましょう。

合計で5匹になった「ハナタツ岩」。
ここまで人口密度ならぬ、タツ密度が高い場所も、珍しいのではないでしょうか。
気合いを入れてこの岩をくまなく探せば、もう数匹見つかるかもしれないですね。

ハナタツを見た後は、周りを見ても魚の気配を感じなかったのでマクロ生物(ウミウシ)探し。
海の中が落ち着いたからか、昨日は見あたらなかったウミウシたちが後から後から出てきました。
見れたウミウシは、サクラミノたくさん、スイートジェリーミドリガイ、アオ、シロ、オトメ、ハナオトメ、ユビ、セスジミノ、フラベリーナ・ベルルコサ、ホシアカリミノ、ヒブサミノたくさん、アカエラミノ、ゴシキミノたくさん、ミチヨミノ、フジエラミノ。
ミノウミウシ系が多いですね。

他は、ベニカエルアンコウ2匹、岩の隙間にキンギョハナダイ達、いつも同じ場所にいるような気がするミギマキ2匹とトラウツボ2匹、など。


白崎は、濁っているものの昨日の弁天島よりはマシでした。
こちらは、最初から透明度は期待していなかったので心構えが出来ていました。

そして探すものはもちろん、ウミウシ。
アオ、シロ、サラサ、コモン、シロハナガサ、シロイバラ、イガグリ、ニシキ、サガミリュウグウ、セトミドリガイ、ハナミドリガイ、ミツイラメリ、コナユキツバメガイ、シラユキ、の計14種が見れました。
なかでも一番目についたのが、コモンウミウシ。
深場に大小合わせて10匹近く居たと思います。
そして、今年2度目の御対面コナユキツバメガイを見つけた時には、テンション上げ上げでした。

他は、大きなイセエビ、オトヒメエビ、ミノカサゴ、カゴカキダイ、越冬確実(?)なクマノミ、ネンブツダイの群れ、小さなオルトマンワラエビ、オキゴンベ、ヨソギ、などが見れました。

しばらくは、ライト必須な海が続きそうですが、マクロ生物(特にウミウシ)に目を向ければ、時間が経つのも忘れるくらい楽しいダイビングができると思います。


2009年、丑年。
春真っ盛り&ウミウシ確変中!
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月15日(日)海ログ

天気:晴れときどき快晴 西風微風
海況:外海午後からオープン 湾内オープン
透視度:外海5~6m 湾内2~3m
水温:外海13度 湾内13度


今日は、弁天島と沖の浮島根に行きました。
昨日の、春の嵐から一転、とても穏やかな陽気となった今日ですが、海の方はまだまだ昨日の影響が残っていました。

弁天島は、ボートからエントリーしてみて、まず茶色い海がお出迎え。
ロープ伝いに潜降していっても一向に良くならず。
ゴロタ沿いに降りて行っても、行けども行けども緑色のドンヨリとした海が広がっていました。

今回のリクエストはハクセンアカホシカクレエビだったので、自分の経験と勘と、ダイコンの深度を頼りに目的のスナイソギンチャクまで行ってきました。
ファイル 234-1.jpg
ピョンピョン元気一杯のに動き回っていました。

深度を上げつつ帰ってくる途中で、ふと目についたアカオニナマコを覗いてみると、ナマコマルガザミがくっついていました。
ファイル 234-2.jpg
必死にナマコにへばりついている姿が可愛かったです。
でも、いまいち何処で見たか分からないので、次回探したとしても見つけられない可能性大です・・・。

他は、アカホシカクレエビ、オルトマンワラエビ、サラサウミウシ、アオウミウシ、ヒロウミウシ、ハナオトメウミウシ、ライトの光に逃げ惑うネンブツダイの群れなどが見れました。

透明度が悪くても、マクロ生物に集中すればあまり気にならないですね。


沖の浮島根は、まだ波が残っているものの波長が長かったので、あまりバタバタせずに行けました。
中は、ウネリ有り、流れ有り、透明度は5~6メートルくらいですが、湾内に比べれば遥かにマシでした。

生物は、まず目についたのがサクラミノウミウシ。
全部で5~6個体くらいいて、一足早いお花見をすることが出来ました。

ハナタツの岩には、ハナタツが3匹。
いつもの紅白、黄色と、最近加わった赤色。
ウネリに負けずに頑張っているな~と思って見ていたら、もう1匹発見してしまいました。
ファイル 234-3.jpg
赤色でもなく、黄色でもなく、クリーム色?
あまり綺麗な色ではないですが、これで全部でハナタツ4匹が同じ岩に居てくれてます。
いつまでもこのまま居てくれることを、切に願います。

ベニカエルアンコウも定位置に居てくれました。
ファイル 234-4.jpg
いつもはお尻を向けている子なんですが、今日はこちら側を向いていました。
つぶらな瞳が可愛いです。

あとは根の周りをグルッと1周しながら生物探しをしたら、小さなシラユキウミウシ、シロウミウシ、オルトマンワラエビ、メジナの群れのシルエット、2匹寄り添うトラウツボ、岩の隙間に溜まっているキンギョハナダイ、などがいました。

明日の海は、もう少し回復してくれることを願って・・・。


2009年、丑年。
春真っ盛り&ウミウシベストシーズン突入です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月8日(日)海ログ

天気:曇りときどき晴れ 東風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海10~15m 湾内6~8m
水温:外海13度 湾内13度


今日は、天気予報どおり曇り&東風で、穏やか~な1日となりました。
ときたま現れる太陽が、体を温めてくれて良い気持ちです。

今日は、沖の浮島根とアジロ崎で潜りました。

沖の浮島根は、久しぶりに青い海でした!
若干浮遊物があるものの15メートルくらい見えていて、中層を流すのも良いかな~って気分になります。
といいつつも、マクロ生物を探すんですけどね。

まずは、ベニカエルアンコウ。
いつもの白いベニカエルアンコウは、いつもの場所に、いつもの向きで居てくれました。
ファイル 233-1.jpg
奥のほうに居るので、写真を撮るのがチョット大変・・・。

その少し横には、ピンク色(?)のベニカエルアンコウもいました。
ファイル 233-2.jpg
模様や色から、以前見つけた子と同じ個体だと思うんですけど、ここしばらく見当たらないと思ったら帰ってきてくれました。
この子は、逆さまになっているのが落ち着くのか、以前も同じような体勢で壁に納まっていました。

そして、沖の浮島根の定番といっても良いくらいずっと居てくれている、ハナタツ。
今日は、紅白、赤、黄、の3匹がいました。
しかも、全て同じ岩に。

そしてこの岩には、これまたず~っと居てくれているハナオトメウミウシがいます。
ファイル 233-3.jpg
いつ見ても同じ場所で同じ体勢でいて、全く動いている気配を感じさせないこの子は、いったい何時食事をしているんだろう?と心配になってしまいます。

他は、ヒブサミノウミウシ、アオウミウシ、コモンウミウシ、フラベリーナ・ベルルコサ、ヒロウミウシ、シロイバラウミウシ、アカエラミノウミウシ、メジナの群れ、ホンソメワケベラ3~4匹にクリーニングされていたミギマキ(どんだけ体が汚れているんだろう・・・)、コブダイ、マダイ、キンギョハナダイの群れ、サクラダイの群れ、ドゴットメバルの群れ、ネンブツダイの群れ、などが見れました。


アジロ崎は、水面はそこそこキレイで、2~5メートルくらいがかなり濁っていて、その下は悪くは無い感じです。

ガイドロープにはミルがたくさん付いていて、ヒラミルミドリガイが何匹もいました。
ファイル 233-4.jpg
海藻と同じ色で上手に擬態しているので、見つけようと思わないと見えてこないですけど、一度目が慣れればたくさん見つけられると思います。

タツノイトコもいっぱいいました。
ファイル 233-5.jpg
こちらも、海藻に絡まって上手に擬態しています。
水温が低いからか、近づいても動こうとしないので、こんなに至近距離でも写真を撮ることが出来ました。

砂地では、トビエイの子供が飛んでいたり、大きなヒラメや、スナイソギンチャクの根元にマルガザミがいました。

他は、ヒメマダラウミウシ、クロモウミウシ、トヤマモウミウシ、アオウミウシ、シロウミウシ、サラサウミウシ、コノハミドリガイ、アオボシミドリガイ、セトミドリガイ、小さすぎてよく分からないミノウミウシの仲間、ソラスズメダイ、スズメダイの群れ、クロホシイシモチの群れ、などがいました。


2009年、丑年。
春がすぐそこまでやってきた&ウミウシベストシーズンです。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。


3月7日(土)海ログ

天気:晴れ 西風
海況:外海クローズ 湾内オープン
透視度:外海-m 湾内3~6m
水温:外海-度 湾内13度


今日は、白崎と瀬浜で潜りました。

白崎は、最近コレばっかりですが、コミドリリュウグウウミウシをメインにウミウシダイブをしてきました。
ファイル 232-1.jpg
水底の泥を巻き上げないように、慎重に着底して写真を撮るわけですけど、この泥が曲者でして。
本当にフカフカで、カメラの操作をするために手を持ち上げるだけで、モワッと巻き上がっちゃうんです。
そんな泥に苦戦しながらも、写真を撮る価値があるコミドリリュウグウ。
今日は、全部で5個体発見しました。

コミドリの近場には、ミツイラメリウミウシがたくさん、コトヒメウミウシ、小さなウデフリツノザヤウミウシ、などもいました。
ファイル 232-2.jpg
浅場に帰ってきて窒素抜きがてらウミウシ探しをすると、アオ、シロ、サラサ、アオボシミドリガイ、セトミドリガイ、アズキ、ミヤコ、ヒロ、スイートジェリー、サガミリュウグウ、クロミドリなどがいました。

別チームからは、ツルガチゴミノ、サガミコネコ、マドレラフェルギノーサ、大きなトビエイ、がいたとの情報がありました。


瀬浜は、透明度的には白崎とあまり変わらない感じですが、日の光が入ってくるだけあって水中が明るかったです。

ここでも、探すものはウミウシ。
最近のログを見返しても、ウミウシばっかり探していますね。
良いんでしょうか?
良いんです!
だって、丑年だし、ウミウシシーズンだし、春濁りだし、ウミウシ大好きだし。

と、開き直ったところで、見つけたウミウシは、まずアオミノウミウシ科の1種1。
ファイル 232-3.jpg
まだ和名が付いてないくらいだから珍しいウミウシだと思うんですけど、ほとんど砂と同化していて地味な色合いでした。

そして春の瀬浜といったらコレ、カラスキセワタ。
ファイル 232-4.jpg
1~2センチくらいの小さな個体で、コロコロと丸っこくて可愛いです。
他のキセワタ系も探したんですけど、見つけられませんでした。

他は、クロヘリアメフラシが大量に、セトミドリガイ、アオボシミドリガイ、アズキウミウシ、ヒロウミウシ、コノハミドリガイ、ケイソン周りにコスジイシモチの群れ、ガンガゼの奥にノコギリヨウジ、砂地にダイナンウミヘビ、マメダワラの森にはアミメハギやヒメイカなどがいました。


2009年、丑年。
海の中は春真っ盛り&ウミウシのベストシーズンです。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。