7月29日 ブルーウォーターツアー
ポイント
1本目 石廊崎沖 南西 20マイル
水温26.9℃
2本目 石花海 南
水温25.8℃
今年もこの日がやってきた
きのうなかなか寝れなかったのも
眠いのに4時半になるアラームにもスパッと反応するのも
やはりこの日だからだろう
そうしつこいようだが今日はシーランドブルーウォーターツアー開催日だ。
どんな船旅になるのか
どんな出会いがあるのか
そればかりが気になって仕方ない
そんな子どもの頃の夏休みのおでかけの朝のようなテンション
6時の時報とともに出港!田子とはしばしのわかれである
いつもなら朝食をのんびり食べて歓談しながら進む船旅
それは突然に。
ゲストさんと話しているときに背景に飛び込んできたのは黒いヒレ。
『ヒレだした!!!』咄嗟にでた言葉!
すぐに止まる船。
そしてそこに見えたのはキレイな弧を描く、または小さなブリーチングを繰り返すオキゴンドウというクジラの群れ。
イルカに近いこのオキゴンドウは割と警戒心が強い。船に近寄ったりはしないものの一定の距離で優雅な舞いを見せてくれる。
出港後わずか40分での出来事だった。
これはもうスペクタルの予感しかしませんな(笑)
その後もまたオキゴンドウの群れと遭遇!
楽しい道中です
しばらくは景色を楽しみ
出港後約3時間がたったころ
徐々に変わっていった水面はかなりの紺碧の潮色に。
長く船に乗ったので、まだ完璧なブルーウォーターとまでは呼べない潮色ではあったが、そこそこ良い感じなので1本行ってみることに。
入ってみると、やはりブルーウォーターまではいかないものの、25mはみえているだろう青い世界。
みんなで存分に堪能する。自然のブルー。
まるで宇宙空間
また今年もこの景色をみることができて幸せです。
そしてこの1本目はゲストOさんの、なんと1200本の記念ダイブ!
水中は安全に考慮しているため、ラインの絡まり防止のため
集合写真がとれないので、みんなでおめでとう!をして
水面にて良く見る輪になって下からあおって撮る例のやつをやりました
が、エキジット時には風吹き始めました
流石は外洋、一気に波が高くなります
というわけで、頑張りましたが少々曲がってしまった写真になってしまい・・・
でも、みなさん波に耐え協力してくれて感謝です。
そしてOさん本当におめでとうございます!
波はどんどん高まる様子をみせたので
後ろ髪を引かれる思いでしたが駿河湾内にもどることに
これが後々のたび重なる幸運に繋がることをだれが想像したであろう。
徐々に北に戻り、一路船は風よけて駿河湾中心部の
石花海(せのうみ)を目指す。
最大水深が2500mと言われるとても深い湾として有名な駿河湾のなかにあってこの石花海と呼ばれる場所は浅いところで35mぐらいで平均水深が100mと比較的浅い台地で昔から素晴らしい漁場である。
この辺りは潮色も外洋に比べると少し落ちているが
カイメンも穏やかで昨日はシイラが物凄く釣れた情報もあり、
何とか生物に当てたいと流れ藻やナブラを探す。
ところが鳥はまばら、流れ藻も少なくて捜索は難航。
船上ものんびりモードに。
しばらく探したがだいぶ時間も経過したこともあり
社長の判断で元の沖の潮色の良かったポイントまで戻りながら
探していこうと言う事に。
正直それしか残っていないだろう選択しにかけることに
そしてココから全てが始まりました!
石花海の南側まで戻ったときに
同行してくれた漁師さんと自分が前に見える何かを同時に発見
ずっと水面を見張っていたので研ぎ澄まされる水面警戒のスキル(笑)
ヒレに見える
漁師さんは長いからマンボウじゃないか?と。
ブリッジの声を聞きつけざわめくデッキ。
自分も思わずデッキに『マンボウかも!!』と声をかける。
近づく船。
再度声をかける、けんろー。
『ごめん!!!木だった!!!』
笑い声に溢れかえる(笑)
もちろん、こういうことはたくさんある。
小さな木でも見つける目が無ければサメのヒレも見つからないのである。
笑いながらもっと船を寄せていくと、南方系の幼魚たちが付いているのが見えて、せっかくだしなかなか大物も見つからないので
スノーケルを提案。
じゃあ、遊びましょうかとブリッジを降りようとしたときに
見えたのはブルーウォーターではお馴染のあのシルエット!
そうシイラ!!
魚釣りようの偏光サングラスの威力は凄いです(笑)
『シイラ!!シイラ!!すげーいる!』
一気にテンションがあがります。
すると社長は沖に戻って何もいない可能性もあるからここで潜ろうと。
急遽ダイビングに変更。
2本目スタート。
すみません、時間がなく調べていないのですが3種類ぐらいの南方系のハギの幼魚、ハタ系の幼魚?
そしてカンパチの幼魚と数種類のかわいい幼魚たちを見ながらエントリー。
シイラはやっぱり散ってしまったのですが、きっと戻ってくるので様子をうかがいつつダイビング。
するとスタッフみよのベルがなりその先にシイラの群れ!
やはり水中でみるシイラはとても美しい!
みなそれぞれに動画や写真で楽しむ。
良かったこれで少しは思い出ができた。
そしてこの2本目でもゲストのNちゃんが300本の記念ダイブ!
やっぱりみんなでおめでとう!!
してからの浮上後今度は船から水面の集合写真を撮ろうということになっていた。
時間になり順番にエキジット。
自分は水面で皆さんをコントロール
するはずだった。
一人、二人、三人とエキジットし水面で後続をまつ。
次がなかなか来ない。
ラインが絡んだのかなーと様子を見にもどるとみんな様子がおかしい?
どこかを見ている
するとスタッフみよが何かを訴えている
指差す方向をみるもシイラが見えるのみ。
ああ、またシイラが回ってきてみんな見てるんだなと
自分は水面でみんなを見なくてはならないので戻る。
すると上がってきたゲストさんの言葉に驚愕。
『マ、マ、マンタがデタ!!!!』
うん、シイラね。いっぱい見れてよかt・・・
え?マンタ???シイラじゃないの???
そう!マンタがシイラを引き連れてやってきたのだ!!!
何という幸運!
これも記念ダイブパワー×2なのか!!!
そしてその一瞬をしっかりとおさめたのはやっぱりOさん!
写真頂きありがとうございました!
みんな飛びきりの笑顔で興奮を伝えてくれる。
自分を含め見れなかった人もいたのだが、これも運であり
見れた人がいることを素直に喜んでくれる優しいゲストさんには頭が下がります。
そして水面であらためて記念写真。
Nちゃんマンタで300本記念です!おめでとう!
毎年ブルーウォーターに参加してくれてるとこういう事に当たるんですね!それが記念だなんてもう言葉になりませんね~!
船にもどり興奮冷めやらぬまま、一路田子に向けて走り出す船ですが、もちろん時間はまだあります。
帰りながらも狙っていくんですよ。
でも自分の中ではマンタが見られなくて残念な気持ちもありつつもやはり見られた人がいたことへの満足感もあったのです。
しかし、一部の見れなかった人の為にももう少し船上、スノーケルだけでもやったー!というものを見つけてあげたいと気を引き締め直していたのです。
と!そんなふうに思った瞬間!!!
目の前を舞う美しい物体!
なーーーーーーんと!フライングマンターーーーーー!!!
そう!水面からマンタが飛び出して来たのです!!!
しかも1回転ひねり!
同時に同じ方向見ていたNさんとほぼ同時に
『あああああああー!』
そして『マンタとんだああああああああ!』
ほとんどみんな休憩していたみなさん。
またも数名のみ目撃。
もうなんか夢みたいです。
なんかここまで来るとまだ出そうな予感がします。
もうわかりますよね。
そう!もう一枚出たんです!
それは漁師さんの
『ん?またマンタじゃねえか?』のひとこと。
言われた先に見えるは黒いヒレ
近づくと両端のヒレを見せてくれた
おそらくヒメイトマキエイ。
正確にはマンタではないですがヒメイトマキエイの方が数が少ないとの説もあります。
水面でのんびりと優雅にその姿をみせてくれてこれは全員が見ることが出来たのでした!!!
何よりもこのみんなで喜びを共有できたのが嬉しかったですね。
思い残すことはもうない。
時間もそろそろな感じでおなかいっぱいなみんなと田子へ戻ろう!
まだだ、まだおわらんよ。
誰かのセリフが聞こえた気がしたような。
すると今度はハンマー!!
しかもかなりのサイズ!
水面ギリだったのでこれも皆しっかり見れて。
さらにまたも20頭近くのオキゴンドウにまた会えて。
もうね、もう満腹すぎなんだよ!
と言えるほどの盛りだくさんブルーウォーターツアーはこうして終了。
本当に良い時間を共有させて頂けて感謝です。
みなさん、ご参加ありがとうございました!
そして記念だいぶだったOさん、Nちゃんあらためておめでとう!
来週からは毎週ショップさんのブルーウォーターが続きます。
この幸運が後続の皆さんにも続きますよう。
長文読んでいただいてありがとうございましたーーー!!